パルミー受講生の添削を一部ご紹介!第1回

こんにちは!パルミーです!(´ε` )
パルミーでは月謝制会員の方を対象に、プロの講師による添削・相談を不定期で実施しています。
※次回の添削・相談キャンペーンは9月30日より開催予定です。

この記事では、実際の添削内容や相談への回答の中から、掲載許可が得られたものをご紹介します。

※掲載している質問や回答は記事用に一部編集しています。


ダテナオト先生によるAYAさんの作品添削

こちらは月謝制会員のAYAさんにご提出いただいたイラストです。
元作品-min.png

AYAさんは主に以下の3点を中心に悩んでおられました。

①線画がきれいに描けない。
②手のバランス、奥行きや大きさが上手く描けない。
③髪を自然な感じになびかせたいが、どうしても重たげになってしまう。

絵を描く人であれば覚えがある悩みかと思います。
この悩みに対して、ダテナオト先生は以下の様に回答をされました!


線画をきれいに描くためのコツ

まずは線のつなぎミスについて、どうつなぐときれいに見えるか解説します。
添削(線のつなぎ方)
ペン入れ時、長い線を一筆で描ききるのは難しいです。
ですので、何度か線を引いてつなげていくのですが、線の入りや抜きが線画から飛び出ているとバリが目立ってしまいます。

コツとしては、線の入りや抜きを、つなぐ線の最も太い(筆圧の強い)位置に重なるよう意識することです。
これだけで一気にきれいな線画になります!

次に線がブレずに描ける方法を解説します。
キレイな線の引き方-min
ペン入れ時カーソルを見て描いてませんでしょうか?
描く位置が定まったら常に引きたい位置を見ながら描くと線はブレずに描けます。

最後に線画のメリハリについてです。どこをメリハリつけるかの参考にしてください。
添削(メリハリ)-min

パーツの前後関係を強調したいところや、人物と背景の境界となるアウトラインは太めに線を引くことで線画にメリハリが出ます。

また、髪の分かれ目のV字部分や、後ろ髪や耳の穴、顎下など奥行きがあって影となる箇所にベタや影線をつけるとよりしっかりメリハリがでます。

メリハリは塗りの段階でもつけることができるので、自分の作風に合ったタイミングで手を加えてみてください!


手を描く際のパーツ分けの考え方

基本、手は複雑な形をしていますので
上手く描くには、様々な角度を描いて覚えるほかありません。

ただ、図のように「手の甲」「親指の付け根」「指」のパーツに分けて考えるとある程度理解しやすいです。
添削(手の描き方)-min
また、イラストでよく使われる手の角度がいくつかあるので、分けたパーツのシルエットをパータン化して覚えると描きやすいかもしれません。

手の甲は見る角度によって、台形や五角形など様々な形になりますので観察してみましょう!
指は円柱が関節で繋がっているのではなく、手のひら側がふくらみ、手の甲側が反っているので意識して線を引くと、より手らしくなります。


重力とベクトルを意識する

重力とベクトルを意識して赤ペンを入れた線画がこちらです。
添削-min

動きのあるポーズの場合、実際にイラストにするポーズはアニメーションを一時停止したものと捉え、一つ前の動きを考えてみると良いと思います。

イラストの中では女の子が男性の腕を引っ張っています。
女性は引っ張る腕にかかる力に対し、身体のバランスを取るため反対側の肩や腰が上がります。

また、男性は腕を引っ張られ身体が回転しています。
引っ張られた腕とは逆側の肩が前方に突き出るため、本を握る手も前方に重心が移動しているよう、本を持つ位置や本の角度を調整すると、よりらしくなります。
また二人のキャラには身長差があるので、視線をあわせる際の首の動きも存在します。

髪の毛は頭の動きに引っ張られ、毛先は動く前の位置に残ろうとします。
キャラクターがどういった動きをしたかを考えると自然になびく髪が描けるようになります。


パルミーの添削イメージはつかめましたでしょうか?
今後も掲載許可をいただいた添削をいくつかご紹介したいと思います!

最後に、今回添削していただいたダテナオト先生の講座をご紹介します。
「立ち絵が描けない」「バランスが取れない」「立体的に描けない」といった悩みを抱えている方は是非のぞいてみてください!title (16)

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