こんにちは!パルミーです!
パルミーでは月謝制会員の方を対象に、プロの講師による添削・相談を3ヶ月ごとに開催しています。
この記事では、実際の添削内容や相談への回答の中から、掲載許可が得られたものをご紹介します。
※掲載している質問や回答は記事用に一部編集しています。
今回紹介する添削を担当してくださったのは、パルミーで「初心者向け ゼロから始めるイラスト講座」や「いろんな角度で人体練習講座」など、多くの講座を担当しているたか先生です。
たか先生によるアイリスさんの作品添削
こちらは月謝制会員のアイリスさんにご提出いただいたイラストと添削です。

女の子が可愛く魅力的に描かれているだけでなく、背景や家具まで丁寧にしっかりと描き上げられた、完成度の高い作品です!
たか先生も
・正面からの角度で椅子の座らせる構図は難しいが、上手に描けている
・猫耳の生やす位置や角度も上手く捉えられていて良い
・手前に観葉植物を置くなど空間の扱い方に工夫が見られる
と評価されております。
今回の添削ではアイリスさんから以下の悩みを相談いただきました。
・椅子にもう少し深く自然な感じで座らせたい
・背景に立体感と西洋ファンタジーの魔術師の部屋らしさを出したい
・背景の存在感を出すための工夫
・朝日の光と影の表現
それでは、たか先生による添削を見てみましょう!
①構図についての添削

たか先生の添削では椅子に座った女の子をもう少し大きく配置して、斜めの角度から見る構図に変わりました!
なるほど、斜めの角度になったことで座面がよく見える構図になり、椅子に深く座るポーズが描きやすくなりますね!
②魔術師っぽいデザインの背景についての添削
アイリスさんは西洋ファンタジーの魔術師の部屋を描きたいとのこと、描きたいイメージが固まっていることはとても素晴らしいです!
たか先生の添削では、部屋の各所に魔術師っぽいディティールを書き加えて、椅子やテーブル、窓などを西洋ファンタジー魔術師っぽい雰囲気に仕上げました。
描きたいイラストのイメージを膨らませるためには、Google画像検索や本などの資料を見て勉強することがとても大事です!
▼椅子のデザイン

構図に角度をつけることで、椅子のデザインも見せやすくなりました。
魔術師っぽい模様を描き込んだり、背もたれや肘掛けを波打つカーブのデザインにすることで、魔術師の部屋っぽさが出ていますね!
▼窓枠のデザイン

窓枠の周りにレンガを描くことで、ヨーロッパ風の部屋になりました!
▼絨毯のデザイン

高級そうな絨毯を敷くことで、魔術師の部屋っぽさが出ています。
③朝日の光と影の表現についての添削

影の表現について、「陰影は面を理解しつつ思い切ってパキッとつけることが重要」と、たか先生はアドバイスされました。
アイリスさんのイラストでは奥に窓があるので、奥から光が差し込みます。
そのため、物の手前側が一番暗くなる、いわゆる逆光の構図になっています。
しっかり影をつけることで、早朝で部屋の中は暗く、外から朝日が差し込んでいる様子が伝わってきますね。
▼本棚の影

本棚は側面と手前の面の境目がハッキリしているので、光が当たる場所と影をつける場所の違いがわかりやすいですね。
▼窓枠が朝日をさえぎって出来る影

窓枠の影をしっかり描くことで、逆光の構図を生かしたドラマチックな演出になっています!
▼女の子の膝から下の影

窓に背を向けて座っているため、膝から下が一番手前になります。
しっかりと影をつけることで、膝から足までの前後感も表現できますね。
④円のパースについての添削

2つの植木鉢について、上の面の円の形についてもそれぞれ添削していただきました。
円の形にパースがかかると、手前の植木鉢よりも、奥の植木鉢の方が横に潰れたような細長い円になります。
▼手前の植木鉢

▼奥の植木鉢

背景を描くときにはパースの理解が必要不可欠です!
パルミーではパースを扱った講座も多数ありますので、ぜひ受講してみてください。
パルミーの添削イメージはつかめましたでしょうか?
月謝制6ヶ月プラン受講生が対象の添削キャンペーン、次回の開催をご利用ください。
最後に、今回添削していただいた、たか先生の講座をご紹介します。
全身を描くのに必要な「身体のパーツ」の構造や、アオリやフカンのポーズを描くための「パース」の基本を学んでいく講座です。
ぜひチェックしてみてください!

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