こんにちは!パルミーです!今回はビッグニュースお届けします。
パルミーが砂糖ふくろう先生のスポンサーになり、2021年2月から6ヶ月間の生活費相当の費用を支援することが決定しました!
今回の取り組みは、砂糖ふくろう先生が
日本にはまだ無い、誰でも無料で「ビジュアルストーリーテリング」を学べるコンテンツを作りたい。
そのために、他の仕事を一切入れずに6ヶ月講座制作に没頭して成果を出したい!
……と、「ビジュアルストーリーテリング」についてアツくプレゼンしてくださったことがきっかけで実現しました!
さらに、「ビジュアルストーリーテリング」の他にも、過去のパルミー講座のリメイク講座を無料で制作していただく予定です!
砂糖ふくろう先生の紹介

あまり聞きなれない「ビジュアルストーリーテリング」という言葉。
「ビジュアルストーリーテリング」とは一体何なのか?
先生が今回の取り組みでどんなことを実現したいのか?
そんな気になる疑問を、砂糖ふくろう先生にインタビューしてお答えいただきました!
本記事では、受講生のみなさまへいち早く「ビジュアルストーリーテリング」の魅力についてご紹介します☆
まず初めに、お名前とお住まい、普段どんな活動をされているのか簡単に教えてください。

砂糖ふくろうです。神奈川県相模原市の旧:藤野町(JR中央線、藤野駅近く)に住んでおります。
普段はオンラインセミナーを開催したり、学校の先生をさせてもらったりしています。
先生は既にパルミーでは多くの講座を担当されていますが、講座制作を行う際に「こうすれば面白い講座になる」と思って意識していること等はありますか?

絵を描くことのハードルが下がって、でも続けていたら描けるものがどんどん増えていく!という講座を目指しています。
私は2010年から絵の練習を始めたのですが、最初の3年間は「思い描いた通りの絵をクオリティー高く描けるようになりたい!短期間で!!だから効率的に練習するんだ!」と自分を追い込みながらハードルをひたすら上げ続けて練習をしていました。
結果、精神的にとてつもなく疲弊してしまい、絵を描くことそのものが嫌になって、一旦絵を描くのをやめた空白の1年間があったりします。この辺りは本当に辛かった・・・!
そんな経験もあったので、
・ちょっとした時間(15分位)で出来る
・ハードルは低く志は高く!
・小さな一歩の積み重ね、継続の力を利用してパワーアップ!
といったことに重きを置いて「ハードルは下がり続けて、描けるものは増加していく」ような講座をできればいいなーと思いながら構成を考えています。
確かに、先生の講座は前向きな気持ちで絵が描けると受講生からも好評です!
さて、今回先生が取り組もうとしている「ビジュアルストーリーテリング」とは一体何なのか、簡単に教えていただけますか?

ビジュアルストーリーテリングを直訳すると、「ビジュアル(映画や画、絵など)でストーリー(物語)をテリングする(語る)」そのまんまですね(笑)
ジェスチャードローイングを教えてくれたストーリーアーティストの栗田唯さんが、もう一歩踏み込んで「ストーリーを語るドローイング」について説明をしてくれた時の言葉がありまして(唯さんがストーリーアーティストになるための勉強をしていた際に教えてもらったことだそうです)
私たちは何を見たらそれを「ストーリー」と認識しやすいのか?ということについて、
ストーリーを語ってくれるであろうキャラクターが
・何をし
・何を考え
・何を感じているのか
ということが伝わった時、私たちはそれを「ストーリー」として認識するんじゃないかと。
なので、「そのキャラクターは何者で、何をし、何を考え、何を感じているのか」が見ている人に伝えられる「映像」や「イラストレーション」「ビジュアル媒体」のことを指すものとして私は認識しております。

なるほど、イラストに深みや説得力をを出すためには、ぜひ学んでおきたいですね!ところで、先生がビジュアルストーリーテリングに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけは二つありまして
1つ目は、先ほどお話ししたストーリーアーティストの栗田唯さんと出会ったこと。
2つ目は、冒頭にお話ししていた藤野という地域に出会ったことです。
1つ目は、前述しました内容で感銘を受けたということで、ここを話し始めたら丸1日話しても終わらないくらいなのですが、それ以上にきっかけになったのが、2つ目の藤野という地域と出会ったことでした。
端的に言えば、「こんな面白い町、印象を伝えられて、かつストーリーを伝えられる絵で描かなかったらもったいないじゃないか!藤野を余すことなく、ビジュアルストーリーテリングで伝えきりたい!」です。
藤野は東京からほど近い小田舎で、ターコイズブルーが印象的な相模湖に面した朝焼けの時間などは幻想的とも言えるくらい美しく、自然豊かな場所です。
面白いところは、住民8000人のうちの3%、240人以上もの人がアーティストという人口比率。それと同時に、有機農法、自然栽培などオーガニック野菜を育てている農家さんも多数いらっしゃって、イベントを通じて地元の方、移り住んできたアーティスト、農家さんが、さまざまな形でコミュニケーションをとり、地域住民の方々がジャズセッションをしているような関係性ができていることです。
こんな方々を絵で記録しないのは、もったいない!という気持ちと、ただ絵にするんじゃなくて、それぞれの方のバックストーリーを含めた状態で描き切りたい!という気持ちとが合わさった時に、唯さんが日頃ずっと伝えてきてくれていた「ビジュアルストーリーテリング」の「重要性」と「面白さ」を明確に意識し始めた感じです。

大好きなものの魅力をみんなへ伝えたい!という気持ちがきっかけなんですね。先生が考える、ビジュアルストーリーテリングの魅力・醍醐味についてもお聞かせいただきたいです。

1つは老若男女、地域世代言語問わずグローバルに伝わること。
2つ目は、ビジュアルストーリーテリングに必要なことは「絵がうまく描ける技術」が第一ではない、ということです。
1つ目については、あくまでも「グローバルに伝わるために、誰がどう見てもそうとしか思えないようにするためには、どうしたらいいか?」を考え尽くす、見る人に対しての思いやりがそうさせる部分なので、こうやったら絶対そうなる!ということはないのですが、
誰がどう見てもそうとしか思えない!を目指して描くその工程と、出来上がったものを見せて伝わった時の感覚は、言葉では言い表せないなんとも言えない感動があります。
2つ目は、ストーリーをビジュアルで伝えるために最初に必要なことは「絵がうまく描ける技術」ではなく、そもそもの画像における「視覚言語」の理解がかなり重要度を占めているということです。
それはつまり「なぜそれは優しく見えるのか」「なぜそれは冷たく見えるのか」「なぜそれは不安を煽るのか」といったものが、実はとても単純な図形や線が私たちに例に挙げたような印象を与えているということへの理解の方が、技術的な部分以上に「伝わる絵」を描くために必要なもの、だとも言えるということです。
人体の正確な描き方や、パースへの深い理解といったルールや技術の側面ではなく、まずは「視覚言語」という視点からはじめることで、今まで絵を描いたことがない人であっても「伝わる絵」を描くための第一歩が踏み出しやすいのでは?という部分に魅力を感じました。
「何を伝えたくて、それを描こうとしているのか」ということが問いとして目的にあれば、それを描くにあたって必要な技術は後からついてくることになります。
ということは、冒頭にお話したパルミーさんにて講座を作る際の意識「ハードルは下がって、描けるものは増えていく」も達成できるなーと。
とはいえ、視覚言語の全てをこの1つの講座の中でお伝えすることは不可能ですし、これ以上ビジュアルストーリーテリングとは!と仰々しくしてしまうと肝心の「描くこと」のハードルが上がってしまいますので、「隙間時間に、気軽にチャレンジできること」に比重を置いて資料を作っていきたいと思っております。

続きは実際の講座を見てのお楽しみ、ですね!では最後に、今回の取り組みで実現したいことを3つ挙げてください。

1:自身の小さな感動体験をストーリーで伝えられる講座を作る
2:そのためにできる、手軽で簡単な継続できる練習方法の提示
3:それらをパルミーさんでも、わたしのFANBOXやYouTubeチャンネルでも学べる状態を作る
です!
どこまで出来るかわかりませんが、この先に大きな目標として「地域創生」「町おこし」「未だ眠っている観光地の見える化」を、この取り組みを通じで生まれたストーリーアーティストの方々で活性化できる礎のようなものを作っていきたいと思っています。
それらが達成できている頃には、地方自治体に「ストーリーアーティスト課」なんてものが創設されているのではないかなと、一人ニヤニヤしながら準備をしている今日この頃です。
砂糖ふくろう先生、お忙しい中インタビューにご協力いただき誠にありがとうございました!
これからの砂糖ふくろう先生とパルミーの取り組みについては、パルミーブログでまた続報をお届けします★
砂糖ふくろう先生ファンの方は必見です!ぜひパルミーブログをチェックしてくださいね。