パルミー受講生の添削を一部ご紹介!第6回

こんにちは!パルミーです!
パルミーでは月謝制会員の方を対象に、プロの講師による添削・相談を3ヶ月ごとに開催しています。
この記事では、実際の添削内容や相談への回答の中から、掲載許可が得られたものをご紹介します。
※掲載している質問や回答は記事用に一部編集しています。

今回紹介する添削を担当してくださったのは、パルミーで「キャラクターの描き方 入門講座」「キャラクターの描き方 入門講座」などを担当しているume先生です。

ume先生による綾渕なつさんの作品添削

こちらは月謝制会員の綾渕なつさんにご提出いただいたイラストと添削です。

小柄な女の子を見下ろすようなドラマチックな構図!
体育の授業中、少し気になっているクラスメートと目があって、思わずドキッとしてしまう…そんなシチュエーションを想像しちゃいました!

ume先生も

・インパクトのある構図作りができている
・キャラと目があうところがよい
・太陽の光を感じられ、背景がよく描けている

と評価されております。

今回は作品への添削と合わせて以下のお悩みを相談いただきました。

・絵をかく時に何からインスピレーションを得ていますか?
・配色や構図で参考にしているものはありますか?

それでは、ume先生による添削と相談への回答を見てみましょう!


①人体についての添削

体操服のようにゆったりした服であっても、しっかり素体を描いた上で服を着せるのがポイントです!

ume先生の解説図

綾渕なつさんの作品では、髪を束ねているしぐさが描かれています。
実際に同じポーズを取ってみるとわかりやすいですが、肘を上まで上げすぎてしまうと、後頭部を通り越して後ろの方までいってしまします。
そのため、両肘は肩幅よりも開いく角度で開いて、目から頬あたりまで下げることで、ちょうどポニーテールを結ぶ位置に手がくるので、髪を束ねる仕草を自然なポーズで描くことができます!


②構図についての添削

元々の構図では、カメラがぐっと寄っているためインパクトがありましたが、1枚のイラストというよりはアニメの1シーンのようなイメージの仕上がりになっています。

そこで、ume先生は1枚のイラストとして見せるための構図を提案してくださいました。

横長の構図の案

少しカメラを引いて、背景をもう少し詳しく描き込む案です。
横長の構図で、広い運動場や晴れ渡る空などを書き込むことで空間の広さや物語性を表現できます。
見応えのあるイラストに仕上げることができそうですね!

縦長の構図の案

こちらは、縦長の構図にして下半身まで見せることで、ポージングの魅力を引き立てる案です。
「運動神経抜群の女の子」という感じですね!
好感度の高い印象を見る人に与えることができそうです。


イラスト上達のためにはたくさん描かなくちゃ!でも、なかなかアイディアやインスピレーションが湧かない…そんな風に気持ちだけが先走ってしまう事、ありますよね。

そんな悩みに、ume先生は普段どんなサイトを見てインスピレーションを感じているのか、思うようにアイディアが生まれない時の考え方、配色や構図の参考になるものなどをお答えいただきました。

③インスピレーションについて

ume先生の回答

私の場合はストライクゾーンが狭く、大体何に魅力を感じるかが自分で分かっていますのでその写真を検索したりしてインスピレーションを貰うことが多いですね。

Pintarestなどだと、海外の色々な写真とかがたくさん出てくるので楽しいです。
ほかにも色々な画像サイトなどを見たり、Twitterで自分のフォローしている絵描きさんのアイディアを拝借することもありますね。

前は上手い人の絵を見て、自分には描けないなとあきらめてスルーしていましたが、最近はこういうアイディアもあるんだ、良いな、って思ったら自分の絵にもどうにか落とし込めないかなと考えるようになりました。
それでもダメなときはやはり実物を見に外に出ますね。最近はあまり行けていないですが、それでも近所を散歩していると、いろいろ季節の植物が見れたり、雑貨屋に新商品が入っていたり、本屋に新しく写真集があったりして、自分の好きなもので新しいものが見れたりするので。

描きたいものが本当にわからなくなったら絵から離れます。
書かない期間が長くなると、そのぶんインスピレーションが沸きやすくなる気がします。

また、なるべく自分からインスピレーションの幅を狭めないようには気を付けているかも。
良い絵を描く人からは積極的にアイディアを盗もうって思っていると案外たくさん描きたいものがみつかりそうです。


④配色・構図の参考になるものについて

ume先生の回答

配色について
これもピンタレストで見ています。
colorpalleteなどで検索すればだいたい気に入ったパレットが見つかるしそうでなくても色々な絵が出てくるので、参考にしたりしています。

構図について
私の場合は自分で構図参考フォルダを作っていて、それに良いなと思った構図をあらかじめ集めておいてぱらぱらと見たりなどします。
また、描きたいものはあらかじめしっかり決めておくというか、文字などで描き起こして決めておいたりすると良いと思います。事前準備がとても大切なので。
一時期は一眼の構図づくりの本を見たり映画や漫画のレイアウトのメモなどを色々自分の絵に落とし込んだりしていましたが楽しかったので、もし興味があればお勧めしたいですね。


パルミーの添削イメージはつかめましたでしょうか?

最後に、今回添削していただいた、ume先生の講座をご紹介します。

この講座は、キャラクターの顔と立ち絵を描きながら、描き方の基本が学べる初心者向けイラスト講座です。
動画授業を通して、「顔・表情」「身体」「ポーズ」「着色・カラーリング」といったイラスト制作の基礎が身につきます。
お手本を使って先生がていねいに解説をするので、絵を描くのが初めての人でも安心!
はじめて絵を描く人、自分のオリジナルキャラを描きたい人におすすめの講座です!

ぜひチェックしてみてください!


★3ヶ月に1度のチャンス!6ヶ月プラン契約者限定の添削キャンペーン★

現在開催中の添削キャンペーンの詳細はこちら