伝統技法をデジタルで!

こんにちは!パルミーです!♪( ´θ`)ノ

グリザイユ画法ってご存知ですか?
グリザイユとはフランス語の灰色という意味で、グレーだったり茶色だったりで絵を描くことなんですよ!

ちなみに、これは油彩画の下絵として使われる技法でしたが、そこからさらに透明水彩にも転用されて、先に陰影を描いて上から色を乗せていくという風に使われています。

なんと14世紀のイタリア・ルネサンス時代には既に存在していたという技法なので、実に700年以上もの歴史ある技法なんです。

この技法・・・実はデジタル制作と物凄〜く相性が良いんです。伝統技法がデジタルと相性バッチリって、なんだか胸が熱くなりますね!٩( ‘ω’ )و

というわけで、前置きが長くなりましたが今回ご紹介するのは、こちら!

らいらく先生による、グリザイユ画法色ぬり講座!です!
gli

みどころ

まず、この講座の最大の魅力…それは、今までなんとなくスルーしてきていた「レイヤー効果」を、きちんと解説してくれる点です。

パルミーも、この講座を受けるまで、こんな風に思ってました。

・乗算:上から重ねた感じ。濃くなって暗くなる!
・オーバーレイ:なんか鮮やかになる!仕上げでグラデとかかけるのに使おう!
・スクリーン:なんかうっすら明るくできる!

こんな風に思っている方も多いのではないでしょうか?パルミーだけだったらごめんなさい。m(_ _)m

それを…わかりやすくまとめると!ドン!こちら!
乗算・スクリーン・オーバーレイ比較.jpg

こうして並べてみるとわかりやすいですね。
R255 G0 B0を上からかぶせてみると一目瞭然!

色々細かい説明もできますが、ザックリ言うと「一番綺麗に色が乗る場所が違う」ということなんです。

乗算:白い部分が重ねた色と同じになる。

スクリーン:黒い部分が重ねた色と同じになる。

オーバーレイ:真ん中の暗さ(RGB127)が重ねた色と同じになる。

ということなんです。

 

よく、グリザイユで塗るときに、下地の色をどうすればいいか解らない!なんていう話も聞きますが、これで一発解決ですね!この講座ではオーバーレイで重ねていきますので…つまり、メインの色をRGB127付近で描くと、色を乗せたとき鮮やかなんですね!

他にも、グリザイユに限らず、イラストの出来栄えを美しくする仕上げ工程が多数含まれていますので、仕上げや加工の知識を増やしたい方にもおすすめの講座となっています。